ベルルッティで靴を買ってお得にパティーヌしよう

berluti ベルルッティ パティーヌ scars

パティーヌとは

パティーヌは革の色の塗り替える技法のことです。ベルルッティのHPによると、
パティーヌは、溶剤、精油、顔料、および染料を塗布しながら、皮革の着色および漂白を行うための様々な技法を用いて作り上げられます。」 
パティーヌ職人は、芸術家がパレットを使いこなすように、染料と顔料を巧みに扱います。靴全体に施すこともできますし、もちろんインステップ(甲)、バンプ(つま先革)、チップ(飾革)など、特定の部分だけでも可能です。これこそが、世界にまたとない唯一無二の1足が生み出される所以であり、その1足1足が芸術作品となるのです。」
とあるように、繊細な技術と特殊な染料を用いながら、靴の色を変える技法であることがわかります。

パティーヌができる靴は?

今はパティーヌを専門に扱う職人も増えてきており、しっかりしたレザーの靴なら受け入れてくれそうですが、はやりパティーヌといえばベルルッティ。そもそもその概念を広めたのはベルルッティで、技術的にも優れたカラリストを擁しています。ベルルッティの靴であれば、店頭に持っていくとオプションで依頼することができます。2万くらいだったかな。また、ベルルッティからスピンアウトしてできたコルテもパティーヌやっています。

パティーヌのBefore

そんなパティーヌですが、ベルルッティの正規店で靴やレザー用品を購入すると、半年以内であれば一度だけ無料でパティーヌをしてもらえます!とてもお得!というわけで、私も奮発して購入したベルルッティのスーリエ(靴)をパティーヌに出してみることにしました!
パティーヌに出したのはこちらのSCARS(¥274,000)
berluti ベルルッティ パティーヌ scars
 切り替え仕様になっていて、後ろ半分のカリグラフィーがさり気なく主張しセクシーな一足。色はグレーのグラデーションになっており、ライニングは紫。
パティーヌをやる際は、塗り分ける相性みたいなものがあり、こちらのようにグレーを主体としたものは紫や青、茶色を主体としたものは赤や緑などに染める人が多いよう。
私は、ライニングの色に合わせて、カリグラフィーの部分を紫にしてもらうことにしました。このように、自分でどの場所をどんな色に染めてほしいのか細かくリクエストを出すことも可能です。サンプル写真持っていくといいかも。

パティーヌのAfter

パティーヌは依頼してから大体2-3週間で完了します。戻ってきた靴がこちら。
berluti ベルルッティ パティーヌ scars
鮮やかな紫色がライニングの色とよく合っており、よりセクシーな一足になりました。きっちりと塗り分けられているわけではなく、エッジ部分に向けてグラデーションがかけられているのもいいですね。半年間は購入したままで楽しみ、その後パティーヌして少し変わった靴を味わうというのがおすすめです。

ベルルッティでは他にステッチやカリグラフィーの部分を金色に染めるゴールデンパティーヌというのを一年のうちのある期間だけ実施しているので、そちらをやると更にラグジュアリー感が高まります。

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