旅行先で紳士靴店に行くのは紳士の楽しみの1つですが、地場のチェーン靴店を訪問するのも、その国の文化や指向性がわかって面白いものです。ある程度経済が発展した国になると、独自の靴チェーン店が展開されており、驚きの進化を遂げていることもあります。今回は、ドイツを地場とし、ヨーロッパ各国に店舗を展開しているDEICHMANN(ダイヒマン)を紹介したいと思います。
DEICHMANNとは
ダイヒマンは、ドイツを中心とした巨大靴チェーン店です。1913年にドイツのエッセンという都市で創業したダイヒマンは、戦後急速に店舗網を拡大して行き、現在では世界26カ国に出店、店舗数は3,800以上となっており、ヨーロッパ屈指の靴チェーン店にまで成長しています。ちなみにABCマートは全世界で1,200店舗(2018年2月現在)であることを考えると、その規模の大きさがおわかりいただけると思います。ドイツのどの都市にも複数店舗ありますが、今回はミュンヘンの店舗にいって商品を見てきました。ダイヒマンの品揃え
スニーカー、革靴、ブーツと幅広い品ぞろえです。そして何といっても価格が安いです。革靴が50~80ユーロと、6,000円くらいからある程度の品質のものを買うことができます!シンプルなダービーからフルブローグまでデザインももちろんたくさんあります。革質も複数種類あるように感じたので、価格と相談しながらお気に入りの一足を見つけましょう。そしてスニーカーは革靴よりも10-20ユーロ安くさらにお買い得です。スニーカーもデザインがたくさんあるのですが、どこかで見たようなデザインが多い印象ではあります。が、やはりコスパは良いですね。他にはカバンやベルトなども販売しており、品揃えとしてはとても素晴らしい印象でした。価格の安さは、ヨーロッパ全土での広いチェーン展開で生産数量を稼ぐことができているので、規模の経済を目一杯発揮しているからなのだと思います。それに応じて高い品質を維持することができているのでしょう。大きいことは強いこと、をまさに靴業界で体現しているチェーン店です。
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