2019年6月のPitti Imagine Uomo

年に2回のファッションの祭典「Pitti Imagine Uomo」がフィレンツェで実施されました。年々、紳士靴ブランドも多く出展するようになってきて、紳士は一度は訪れたい祭典です。
今回も出展ブランドやブースの様子など紹介したいと思います。

出展ブランド

紳士靴に絞り、出展ブランドをサーチすると、以下のようなラインナップになっておりました。

Alfred sargent (アルフレッド・サージェント from England)
Allen Edmonds (アレンエドモンズ from USA)
a.testoni (ア・テストーニ from Italia)
Barker (バーカー from England)
Barker black (バーカーブラック from England)
Buttero (ブッテロ from Italia)
Cheaney (チーニー from England)
Church's (チャーチ from England)
Crocket & Jones (クロケット&ジョーンズ from England)
Ducal (デュカル from Italia)
Foster& Son (フォスター&サン from England)
Edward Green (エドワード・グリーン from England)
Grenson (グレンソン from England)
Heschung (エシュン from France)
KANPEKINA (カンペキナ from Japan)
LOAKE (ローク form England)
Ludwig Reiter (ルーディックライター from Austria)
Oriental (オリエンタル from Japan)
Paraboot (パラブーツ from France)
Paolo Scafora (パオロ・スカフォーラ from Italia)
Sanders (サンダース from England)
Spernanzoni (スペルナンツォーニ from Italia)
Spingle move (スピングルムーブ from Japan)
Stefano Branchini (ステファノブランキーニ from Italia)
Tricker's (トリッカーズ from England)

総勢26ブランドです。注目すべきは、日本からオリエンタルとカンペキナ(ペルフェット)が初めて出展していることですね。バルカナイズ製法の履き心地抜群なスニーカーを作るスピングルムーブも個人的には一押しです。他、イギリスブランドとイタリアブランドが多くを占めています。

各ブランドの様子

インスタグラムから見る各ブランドのブースや紳士靴を見てみましょう。

Alfred sargent

シンプルながら、見るものを惹きつける存在感のあるアルフレッドサージェント。

Edward Green

サマーな雰囲気たっぷりのローファー。

Foster & Son

泣く子も黙るフォスター&サン。パビリオンはイングリッシュテイストを存分に感じるライトな色使い。

KANPEKINA

当ブランドは、ペルフェットのヨーロッパ展開時のブランド名です。カンペキナ、の名にふさわしいジャパンクオリティを世界に広める重要ブランドです。
こちらは、ボタンブーツ、しかもコンビ素材のグッドイヤー。技術の高さが伺える逸品です。
ショッキングピンクのコンビカラーシューズ。パーティー映えします。

Oriental

これぞジャパニーズシューメーカー、オリエンタルです。気合が入っている様子が写真からも伝わってきます。日本各地でのトランクショーにも力を入れており、ますますの成長が期待されるブランドです。

Paolo Scafora

グッドイヤーの既製靴に加え、スニーカーやビスポークを取り扱うパオロ・スカフォーラ。1956年よりナポリでスタートした当ブランドは、近年その作りの精巧さから注目を集めだしているブランドです。
ショップが少なく、オンラインとトランクショーで靴を手にすることができます。

Spernanzoni

Vittorio Spernanzoniが1965年にイタリアで立ち上げたワークショップである当ブランド。ハンドメイドにこだわり、ビスポークシューズにも定評がありますが、スクリットを入れたスニーカーやパティーヌしたバッグもめちゃくちゃカッコいい!日本では以前はハイブリッジインターナショナルが取り扱っていたみたいですが、現在は取り扱いはなさそう。。気に入ったものがあれば、こちらからネットショッピングでゲットしましょう。

Tricker's

言わずと知れたイギリス紳士靴界の重鎮は今回も出展していました。
カントリーブーツはもとより、シティスタイルのダブルモンクシューズも目玉です。


今回は、日本のメーカーの躍進が目立ったピッティウォモとなりました。また、イタリアブランドも以前と比べ数多くのブランドが出展しており、カルミナなどのスペインブランドから、イタリアへのシフトが起こるかも知れませんね。オリエンタルなどコスパのいい国産ブランドが世界で人気が出ると、今のような値段で買うことも難しくなってくるでしょう。世界の紳士靴勢力図の変化が少し見えたようなピッティウォモでした!

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