一度はしてみたいこんな旅、ヨーロッパを巡る靴と服の旅


少し古いものですが、靴を巡る旅としてふさわしい良書を紹介します。山下大輔氏の「ヨーロッパ靴服風来行」です。
著者の山下氏は、本業は舞台役者とされていますが、古くから紳士靴や紳士服に造形が深く、ヨーロッパ各国でビスポークをして日本に紹介するなど、その分野では世界的にもかなりの著名人です。
本書は、山下氏が若かりし頃に2ヶ月間の時間をつかってヨーロッパ各国のビスポーク・シューズやテイラーを周り、そこで得た知見や経験などをまとめた日記帳の本です。今から20年弱くらい前の事柄なので、すでにお店がなかったり、職人が引退していたりと時代のギャップを感じざるを得ませんが、とにかく面白い一冊と言えるでしょう。

おもしろポイントとしては、旅慣れていない人に訪れるスリル!と、体当たり感満点なビスポークシューズ工房へのアタック!などです。度胸があればあるほど旅行は面白くなる、そんなことをまさに体現してくれている山下氏です。

ヨーロッパ方面へ靴探しに行かれる方は、サクッと読んでみるといいことがあるかも知れません。

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