ミュンヘンには多くのファッション店があり、ショッピングに最適な町です。ショッピング通りでは、軒先にテーブルと椅子を並べるパブも多く、平日と土曜日はにぎやかな雰囲気です。ミュンヘンには
こちらの記事にしたように老舗のエドワードマイヤーが有名ですが、いろいろな靴店も点在しており、そういった靴店を回遊するのも紳士の嗜み…。ということで、数ある紳士靴店の中でも圧倒的にコスパのいい店を発見したので紹介します。Prime Shoesというグッドイヤーウェルテッドを推しにしたお店です。
Prime Shoesの場所
マリエンプラッツを北上し、レジデンツの「触ると幸せになるライオン像の盾」を通り過ぎたところにあります。ファッション通りから少し外れたところにあるので、見逃すことはないと思います。
Prime Shoesはコスパのいい靴が勢揃い
店頭に並んでいる靴の種類は、ざっと30くらいです。グッドイヤーウェルテッドと恐らく機械式のマッケイの二種類の製法の靴がだいたい半分くらいずつあります。黄色いシューズボックスが目を引くお店です。
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Prime Shoesの外観 |
店頭ディスプレイは無駄がなく、使い込まれたラストとセール中のブーツなどが並んでいます。
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恐らく工場で使用されていた木型がディスプレイに |
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セール中のブーツ。149ユーロ≒20,000円
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セール中のブーツ。199ユーロ≒26,000円 |
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ゴム底のフルブローグダービー |
店内はちょっとしたフィッティングエリアとカウンター以外は、壁にびっしりと靴の在庫が積み重なっており、ワクワクした気分になります。
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左側がマッケイ、右側がグッドイヤーウェルテッドの靴 |
靴の価格と品質ですが、まずはグッドイヤーウェルテッドです。価格は299ユーロのものが中心で、約40,000円くらいです。作りはかなり頑丈で、ヒドゥンチャネル仕様で靴底の革もしっかりと厚く、アッパーの革の品質も含めるとチャーチクラスのクオリティを持った靴という印象を受けました。一方、マッケイの靴は199ユーロのものが中心で、アッパーも靴底もグッドイヤーには及びませんが、その価格にしてはかなり作りの良い靴という印象。(下の写真はマッケイの靴)
アッパーのデザインの幅も広く、各種ブローグのオックスフォード、ダービー、モンクなど様々。スエードの靴も充実していました。
Prime shoesは独立系のアパレルブランドで、自前の工場で靴を作成しているようでした。ミュンヘンの他には、デュッセルドルフ、シュトットガルトにも店舗があるようです。オーダーはせず、既成で勝負をかける靴屋として考えると、かなり品質の良い靴を低価格で提供できている素晴らしい靴屋だと思いました。
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