最近では、靴の製造現場でもイノベーションが起こっており、昔とは比べ物にならないくらい品質がよく低価格で靴が作れるようになりました。それは、スニーカーにかかわらず、革靴も同様です。ユニクロが昔靴を出して失敗しましたが、最近また参入してきたように、ファストファッション業界でも靴に激変が起こっています。
そんなファストファッションの靴はどんな品質なのか?世界でも今最も勢いのあると言われるPrimark(プライマーク)の靴を見てきました!プライマークはイギリス国籍の企業でまだ日本には進出していませんが、ヨーロッパを中心に人気が広まっています。人気の源はなんと行っても価格。Tシャツなら3ユーロ、パンツでも5ユーロとかとにかく激安です。今回は、ドイツはフランクフルトにあるプライマークに行ってきました!
プライマークのスニーカー
プライマークはメンズ、レディスともに商品がたくさんありますが、靴に関して言えばレディスのスニーカーが充実していました。ファストファッションにありがちな定番の白スニーカーだけではなく、ガラものだったり、スパンコールつきだったり種類も豊富。少し紹介します。
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スタッズ付きのスリッポンタイプのスニーカー |
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真っ赤なランニングシューズ。18ユーロ |
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犬柄コンバースシューズ |
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イラストアイコン付きスニーカー |
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シンプル白スニーカー。16ユーロ |
スニーカーはどれも20ユーロ前後だったので、2600円くらいでしょうか。品質は云わずもがなですが、可もなく不可もなくといったかんじです。
プライマークの革靴
さて、次は肝心な革靴を見ていきましょう。革靴といいつつ、ファストファッションの価格帯的には合皮を使った靴ですが。
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黒の革靴コーナー。アッパーは黒、ボトムは白または茶色 |
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茶色と黒の革靴コーナー。ボトムは黒 |
革靴は二種類あり、靴底が黒のドレッシーなタイプと靴底が白または茶のカジュアルなタイプです。価格はどちらも46ユーロだったので、だいたい6,000円くらいでしょうか。
形はダービー一択です。ゴム底で、インソール、アッパーは合皮素材ですね。
製法はもちろん圧着で作っており、ところどころ接着剤が外に漏れています。ソールも非常に薄いので、半年も履いたらだめになることでしょう。
ソールを見てみると、ステッチのような跡が見えますが、縫ったように見えるようにゴム底を整形しただけです。
さて、プライマークの革靴を総括すると、あまり価格に見合わないと考えたほうが良さそうです。一点は価格の高さ。6000円出せば、もう少しソールを熱くしたりインソールを見栄えあるものにできそうな気がします。もう一点は、変なギミックを使っているところでしょうか。正直ファストファッションに耐久性や見えないおしゃれなどは求めてないと思うので、こういった加工はいらないように思います。
ただ、履きつぶす目的で雨の日とかにガンガン履くには良いのではないでしょうか。もし日本にプライマークが進出し、より大量生産が可能になればもう少し安くなるかもしれませんね。
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