男性なら誰しも経験したことがあるはず。靴底やかかとがすり減ってしまい、それを修理に出して結構高くてびっくりしたことが。あるいは、大切な靴だったのに靴底がすり減るのと同時に愛着がどんどん減っていってしまったことに。
そんな経験をした紳士は、特に大切な靴には靴底が減らないようにラバーを一枚貼ったりして対処している人も多いと思います。でもそれってお店に出すんじゃなくて自分でできるんじゃ?と思って実践したのがこの記事です。やってみたらとても簡単、コスパもいいのでとてもおすすめでした。その手順をご紹介したいと思います。
必要な道具の入手
道具は東急ハンズやアマゾンなどで揃えましょう。必要なものは大きく2つで、一つはラバー、もう一つは接着剤です。今回はビブラムのラバーとダイヤボンドを使いました。
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あと必要なのは、紙と綿棒と紙やすりです。紙は新聞でもコピー用紙でもなんでも大丈夫です。紙やすりは結構重要なので、手元に準備しておいてください。
ちなみに、上記のビブラムで、約3足くらいの靴を処置することができます。トータルコスト約3000円で3足なので、一般のお店で処置してもらうよりも少し安くできます。
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だいたい3足の靴裏をラバー加工できます |
さて、これで必要な道具が揃いましたので、いざ作業に入っていきましょう。
作業1:適切なサイズにラバーを切り取る
まずは、ラバーを張りたい面積をしっかり確認し、型紙を作ります。靴裏にボールペンなどでマーキングし、その形に合うように型紙を作りましょう。
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ラバーを張りたい部分にペンでマーク |
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型紙を作る |
型紙を作ったあとは、左右と裏表を間違えないようにラバーを切り取ります。その際重要なのは、型紙とぴったりサイズでラバーを切り取るのではなく、3-5ミリくらい余分に切り取ることです。きっちり切り取ってしまうと、いざ貼るときに全く余裕がなく少しでも角度をずらしてしまうと、ラバーで覆われない部分が出てきてしまうからです。ラバーの切り取りはカッターで行います。
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ラバーを切り取る |
これを左右行い、切り取り作業は完了です。
作業2:ヤスリをかけて接着剤を塗る
次はいよいよラバーを靴裏に貼っていきます。その前に、靴裏をヤスリがけすることで、剥がれにくく強度の高い接着性を作る必要があります。
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紙やすりでラバーを貼る部分をヤスリがけする |
ヤスリがけしないと、エッジの部分からラバーが剥がれてきてしまい、せっかくの作業が無駄になってしまう可能性があります。ですので、特にエッジの部分を重点的にヤスリがけしましょう。
次に接着剤(ダイヤボンド)を縫っていきます。靴底面、ラバー面にまんべんなく塗り、しっかりと乾かすこと(15分以上)が重要です。
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ダイヤボンドをしっかりと付けていきます |
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綿棒などで、しっかりとダイヤボンドを伸ばしていきます |
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ブレちゃいました。。塗りたくったあとは、しっかりと乾かします。 |
この乾かす作業が重要で、乾く前に貼ってしまうと全く接着能力がありません。しっかりと乾かして、ときに指で触ってみて乾いていないようでしたらまだ乾きが甘いので、より放置します。
しっかりと乾かし、次の作業に移ります。
作業3:靴底にラバーを貼る
いよいよラバーを貼っていきます。靴底もラバーも接着剤がしっかりと乾いていることを確認し、ずれないように、ボールペンでマークしたところから貼っていきます。
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つま先からではなく、土踏まずから貼っていきます |
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ずれないように慎重に張りましょう |
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全部貼れたらトンカチなどでしっかり接着させます |
ここまでくれば一安心。しっかりと接着されるまでしばらく放置してコーヒーでも飲んで一息しましょう。
さて、次は最後の工程です。
作業4:余分なラバーを切り取る
少し大きめにラバーをとっていたので、おそらく靴底よりもラバーがはみ出しているはずです。最後にこのラバーを切り取り作業を完成させます。
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全体的にラバーがはみ出しています |
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カッターなどできれいに削ぎ落としていきます |
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目立つつま先は慎重に |
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きれいに削ぎ取ります |
以上で作業は完了です。自分で作業すると愛着も生まれるし、靴を大切にしようという気持ちも生まれます。
紹介した作業は靴裏ですが、かかとのラバーの上に更にラバーを付けてかかとを保護するのもありだと思います。つけても特に歩行感は変わりませんし、トップリフトの交換頻度も減るので靴の耐久期間も増えるような気がしています。
これまでお店に頼んでいた人は、一度自分でやってみてはいかがでしょう。
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