靴を見るー日本の靴ミュージアム『東京都産業労働局皮革技術センター 台東支所』

靴ミュージアムといえば、ノーザンプトンのNorthampton Museum and Art Galleryが有名です。その他にも、各国ミュージアムを備えているところもあり、紳士にとっては旅行先での魅力的なスポットの1つと言えるでしょう。
そんな靴博物館ですが、日本では少し亜流の場所に博物館と言える場所がありましたので紹介したいと思います。東京都産業労働局皮革技術センター台東支所です。

皮革技術センター台東支所とは

東京都の機関で、皮革・革製品に関する試験の実施や、設備の開放、皮革製品に関する相談業務、研究活動などを行っている公的機関です。一般に流通する靴などの耐久性試験や、品質確認などを請け負っており、日本の靴の品質を守る万人といったところ。また、都の機関だけあって都民に対しても非常に開放的な施設です。その内容は下でご紹介。

皮革技術センター台東支所の場所

浅草駅からほど近い、住宅街の中に位置しています。
建物に入ったら3階を目指しましょう。すると靴が並んだショーウインドウがあり、職員の方が働いている職務スペースと、博物館的なエリアがあります。

皮革技術センター台東支所でできること

耐久性試験などを行う装置が見れる

例えばハイヒールのヒールが折れてしまったら歩くことができません。もし購入後すぐに折れてしまったら、その靴は使い物になりません。そういったことがないように、メーカーは耐久し試験をこちらに委託して実施しています。お願いすると、そういった耐久性試験を行っている設備の入った部屋などを見せていただけます。ヒールの耐久性、ソールの摩擦性、引張強度、耐屈強度などの試験を行っている様子を見ることができます。

靴にまつわる本を読んだり借りることができる

日本版靴ミュージアム 東京都皮革技術センター台東支所 靴博物館 浅草の靴スポット
靴に関するありとあらゆる本が集められています。比較的新しい製靴書や、陸王、シュードッグなど小説からビジネス本、雑誌からハウツー本など本当にありとあらゆる本が揃っています。街の図書館で新作を借りるより、こちらで借りたほうがストレスなく借りられるんではないでしょうか。

靴博物館的なところを説明してもらえる

昼休みでない時間であれば、職員の方が博物館的なスペースを案内してくれます。もちろん自由に見て回ることができるんですが、専門知識のある方に説明してもらうと、一つ一つの靴の理解が深まり勉強になります。
日本版靴ミュージアム 東京都皮革技術センター台東支所 靴博物館 浅草の靴スポット
日本版靴ミュージアム 東京都皮革技術センター台東支所 靴博物館 浅草の靴スポット
小規模な博物館ながら、かなりの密度で靴が並んでおり、充実した時間を過ごせること間違いないです。様々な国の靴、日本の靴の歴史、工程別に分けられた靴など、いろいろな角度から靴を見ている素晴らしい場所です。しかも、なぜか私が行ったときは、革で作った筆入れまでお土産でもらってしまいました!
日本版靴ミュージアム 東京都皮革技術センター台東支所 靴博物館 浅草の靴スポット
いただいた筆入れ
浅草は他にもビスポークシューズメーカーや、皮の卸、工具屋など靴にまつわるお店が立ち並んでいるので、休憩がてら博物館を見てみるのもおすすめです。

東京都産業労働局皮革技術センター 台東支所
  【住所】東京都台東区花川戸1-14-16台東区浅草保健相談センター3階
  【営業時間】平日9時~17時(ただし12時~13時を除く)
  【定休日】土曜、日曜、祝祭日、年末年始
  【ホームページ】http://www.hikaku.metro.tokyo.jp/shisho/goriyou.html

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