台北にひっそりと存在するGraziat。日本未進出かつ、世界でも台湾、中国、シンガポールにしか店舗展開していないMade in Taiwanのハンドメイドシューズを提供するブランドです。
今回はこのGraziatをレビューします。
Graziatとは
台湾を発祥とするハンドメイドシューズのお店です。レザーの紳士靴、レザーのスニーカーがジナ揃えの中心ですが、クラッチバッグなど一部革製品も展開しています。最大の特徴は、ベルルッティを思わせるパティーヌです。後ほど紹介しますが、その色の多様性は、ベルルッティやコルテとは比べ物にならないほど。2015年開始のブランドだけあって、伝統に縛られず自由な発想で靴作りをしている様子が伺えます。台北のGraziatの場所
地下鉄の六張犁駅もしくは信義安和駅が最寄駅で、通化夜市からもほど近い場所にあります。住宅街の中にひっそりと、しかし重厚な店構えで迎えてくれます。
Graziatの品揃え
ではGraziatの靴を見ていきましょう。店頭には数々のカラフルな靴が並んでおり、期待に胸が膨らみます。靴のパターンはローファー、ホールカット、アデレイドを中心に並んでおりますが、やはりカラーの多様性が素晴らしいです。パティーヌ職人の技術の高さが伺えます。
店内に入ると、店長の涂さんが迎えてくれ、気さくにいろいろなことを話してくれました。
靴は一足一足パティーヌを施して、オンリーワンの商品に仕立て上げられています。しかも、商品によってはボトムメイキングがフィドルバック、ピッチドヒールになっており、ハンドメイドの技術が随所に生かされています。
シューツリーも3ピースのものを誂えており、手抜きは一切ありません。
そして、一番衝撃を受けたのは値段です。所見ではベルルッティと遜色ないレザー、カラー、仕立てなのですが、価格がフィドルバックのフルハンド仕様で約80,000円程度。日本でも欧米でもまずありえない価格です。ただ、じっくり靴を見てみても一切の手抜きは感じられなかったので、この手の靴でのコストパフォーマンスは最大級と言えるでしょう。
おそらく、ですが、アッパーのパターンとラストの絞りこみなどでコストを抑えているのかもしれません。ただ、それを補うくらいのカラリング展開があるので、パターンの少なさは全く気になりませんが。
台北にも徐々に紳士靴のお店が増えてきて、その中でもGraziatは今最も注目すべきブランドといえます。紳士はぜひ訪れましょう。
Graziat taipei
【住所】
【営業時間】11:00~19:00
【定休日】なし
【ホームページ】https://graziat.com/
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