2019 World Championships in Shoe making Top10の作品まとめ



https://www.theshoesnobblog.com/より
今年第2回となったWorld Championships in Shoe makingは、London Super Trunk Showでの目玉企画です。
世界中から40を超えるビスポークシューズ職人がエントリーし、技を競い合う大会ですが、今回はテーマがダークブラウンのフルブローグオックスフォードでシングルレザーソール、製法はハンドソーンと決められておりました。ちなみに昨年は黒のオックスフォード。Top3の作品は、世界中の紳士靴店をめぐり、日本では伊勢丹メンズ館にやってきます。
さて、今回は、Top10に輝いた作品をまとめましたので紹介します。

10位 Raz Maftei

10位はオーストリアの職人、Raz Mafteiさんです。ブローギング、ステッチングに個性が光る一足です。

9位 Per Nobile

ロシアでpernobileを主催する職人さんです(http://pernobile.com/)。アデレイドの意匠が特徴的。

8位 Anthony Delos

フランスでBerlutiのビスポーク部門で働いているDelos氏。Berlutiぽさをあまり感じない一足。

7位 So Tsuchiya

日本でビスポーク店を主宰する土屋聡が7位にランクイン。トゥのボッテリとした形がなんとも可愛らしい。

6位 Louis Lampentsdorfer

続いてはイギリスのGaziano&Girlingで働く職人がランクイン。シンプルなデザインながら洗練された雰囲気はまさにGaziano&Girlingっぽさを感じる靴です。

5位 Atelier Zakaryan

ロシアでビスポーク店を主宰するZakaryan氏がランクイン。長めのフォルムに調和のとれたブローギングが美しい靴です。

4位 Victor Vulpe

4位はルーマニアの職人さんです。こちらもビスポーク店を主宰している方です。くるっと回転したブローギングに目が行きます。

3位 Eiji Murata

言わずとしれたMAIN D’OR の村田英治氏。技術はもとより、きめ細かい仕上げが美しい靴です。コンテストと言っても気取らずいつもどおりの靴を提案する姿はさすがです。


2位 Christophe Corthay

2位はフランスのCorthay氏。謎のベールに包まれたCorthay氏は、革を使ったアーティストに近い存在。底付けのステッチとビーディングの色使い、またヒールの意匠などアーティスティックな感性が光っています。

1位  Daniel Wegan

栄えある第1位は、Gaziano&Girlingでビスポーク部門長を務めるWegan氏。昨年2位で今回雪辱を果たした形です。靴はほっそりとしていて履くことを意識したものもではありませんが、馬蹄形のヒール、反り上がった甲など躍動感ある仕上げになっています。
回を重ねるごとに型にはまらない靴がたくさん出てきて、まさにWorld Championshipsにふさわしい靴ばかり。伊勢丹には夏~秋ころにやってくる予定なので、ぜひその目に世界一の靴を刻んでみてはいかがでしょうか。

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