伊勢丹靴博2020の概要
「いざ靴のニューノーマルへ」と題し、恒例の別注靴展示販売、レアブランドの出店、シューシャインスタンドなど目白押しでした。全体の概要はこちら。
前回よりも会場は狭くなっていましたが、ソーシャルディスタンスを意識したレイアウトで通路も幅広にとられていて感心しました。また、今回はレディース靴も充実したりスニーカーにも力を入れていたので、いろんな人が楽しめる内容にもなっていたのも特徴です。
では個別にピックアップしていきます。
では個別にピックアップしていきます。
YourFit365のメンズ展開と新規開発木型
各社、この靴博に合わせてミレニアム世代向けの木型を新規開発し、伊勢丹の誇る自動フィッティングアプリのYourFit365と連携し、足にあった靴を提案してくれるサービスが目玉でありました。
計測ブースは行列ができており、人気のコーナーでした。木型とともに各ブランドの靴が展示されていたので、各社の特徴もわかり非常に興味深いコーナーです。
GMTセールコーナー
お得なもの、みんな好きでしょ?ということでセールコーナーもありました。
ジャラン・スリウァヤとかかなりお安く売っていました。1万円くらいでグッドイヤーの靴が買える機会は、伊勢丹ではそうそうないですね。
注目ブランド
さて、他には国内の注目ブランド3点が出店していました。今後人気も出て価格も上がっていくブランドの数々です。
まずはオリエンタル。
奈良のメーカーオリエンタルは、OEMで各種ブランドの靴を製造してきましたが、最近では自社ブランドOrientalに力を入れ、国際的にも評価をされてきています。価格は5万円前後~で上質なグッドイヤーの靴がゲットできます。
続いてRENDO
ハンドソーンの靴が2万円台で販売できるのはこのブランドだけではないでしょうか。販売はオンラインのみ、モデルも絞り込むことでコストを抑えています。また、ユーザーから一定ボリュームの限定受注なども行うことで、販売効率を上げているのも特徴でしょうか。注目のブランドです。
他には、靴の歴史ということであの名品も展示されていました。
革靴150年
2020年は至るところで革靴150年が取り上げられていました。靴博でも、オーツカやリーガルなど日本の革靴を語るには欠かせないブランドの歴史ある一品が展示されていました。
そんななか、大注目だったのが小笠原製靴の一品です。小笠原製靴は有名百貨店などに古くから誂靴を提供してきたブランドで、技術力の高さがずば抜けている伝説のブランドです。そんな一端がわかる一足が展示されていました。
通産大臣賞を受賞したとされる約70年前の靴です。細部にまでこだわった意匠、寸分の狂いもないステッチングなどため息の出る美しさです。
2020年はいろいろ制約のある年であったにも関わらず、運営にこぎつけた靴博のスタッフは素晴らしいと思いました。インスタライブなどを活用しながらその場に行かなくても楽しめる仕掛けも多く設けられており、まさにニューノーマルにふさわしい内容でした。
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