Septième Largeurを聞いたことのある人はあまりいないかもしれません。カタカナ読みだとセプティームラージャーでしょうか。日本にはまだ進出していないフランスの靴メーカーです。実はこのブランド、パリ、台北、ジュネーブ、シンガポールにしか進出していないレアなブランドです。今回、台北の店舗に行く機会があったので、レビューしたいと思います。
Septième Largeurの歴史
2009年にパリに店舗をオープンしたSeptíème Largeurは、スペイン系のMarcos Fernandez Cabezasによって立ち上げられたブランドです。Bowen、Paraboot、Dr.Martensなどに関わりながら、靴に関する技術やビジネスのノウハウを蓄積し、フランスにて自身のブランドを立ち上げました。生産はスペインの工場で、主にグッドイヤー製法により作られています。特徴的なのはベイス(木釘)を使ったフィドルバックのボトムメイキングと、パティーヌです。前回紹介したGraziatに特徴がかなり似ています。Septíème Largeur Taiwanの場所
お店は大安駅から徒歩5分くらいのところにあります。どの紳士靴のお店にも当てはまりますが、路面店は結構な路地裏にあります。お店の外観はこんな感じ。
店構えはとてもしっかりしています。
Septíème Largeurの品揃え
一般的なデザインの短靴とブーツが勢揃いしています。カラーも豊富ですが、シンプルに黑と茶色の靴も豊富にあります。印象としてはとてもジェントルな品揃えといったところ。具体的に見ていきましょう。ストレートチップ、ダービー、ホールカットなどシンプルな紳士靴が整然と並べられています。どの靴も磨き上げられており、店内にはクリームの香りが心地よく漂っていました。ホワイトの靴もたくさんありますが、一部はパティーヌ前の靴のようにも見えました。
ブーツもジョッパー、チェルシー、ハイローなど代表的なデザインの靴が勢揃い。ここにいるとシンプルイズベストを突きつけられているようです。
シンプルイズベスト。
スニーカーも少ないながらありました。しっかりと釣りこんだデザインのスニーカーです。
好感度が高いのは、こういったアイテムもきっちりと揃えているところ。
パティーヌ靴の2大巨塔といえば、ベルルッティとコルテですが、おそらく次点としてこのSeptíème Largeurが近々注目を集めるような気がしています。価格は7万円程度とまだまだ安く買える状態なので、今のうちに買い込んでおくのも手かも?とそれはさておき、シンプルながらパティーヌの魅力を詰め込んだSeptíème Largeur、一足手元においておくと、足元に彩りが出ること間違いなしです。
Septième Largeur Taiwan
【住所】台北市大安區瑞安街23巷106
【営業時間】12:00~20:00
【定休日】月曜日
【ホームページ】www.septiemelargeur.com.tw
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